札幌市議会議員、たけのうち有美さんのこと。


私たち北海道CUDOをいつも応援して下さっている札幌市議会議員、たけのうち有美さん。現職に就く前、長く養護教諭を勤められていたこともあり、色弱をはじめ様々な個性、多様性へのご理解は大変深いと感じています。
北海道CUDOの事務所にも何度かお越しいただき、CUDに関して様々な観点から情報を共有させていただきました。
札幌市で3月に開催された予算特別委員会において、たけのうち有美議員が3回にわたりCUDに関する質問を提起されていますので、ご紹介いたします。

3月7日予算特別委員会では、総務局に「札幌市広報に関する色のガイドライン」について質問されました。2016年に北海道CUDOが作成し札幌市広報課で策定されたガイドラインですが、時間も経っていることから、最新の情報を取り入れた改定を提言されました。その後、北海道CUDOで実際に改定作業に着手。ホームページでも公開されています。最新情報をぜひご覧いただき、ご活用いただけたらと思います。
https://www.city.sapporo.jp/koho/color/index.html

また、3月17日には危機管理対策室に対して、洪水ハザードマップに関するCUDの重要性を提言されています。まだ進行中の案件ですが、少しでも色弱者への配慮がなされるように担当者と調整しているところです。

さらに、3月22日には「中央区複合庁舎整備事業」に関して市民文化局へ質問されました。中央区役所の老朽化に伴う建て替え事業で、たくさんの一般市民が利用するまさに公共的な施設です。その庁舎の様々な色使いにCUDを取り入れるように提言してくださいました。文化局からは積極的にCUDの観点も取り入れて設計し、CUD認証するように進めていくとの前向きな答弁をいただきました。こちらは実際に今、北海道CUDOで携わらせていただき、正式に認証すべく進行しています。

社会全般へのCUDの浸透は、一団体だけでは成し遂げることは大変困難です。市民の方のご理解とご協力はもちろんのこと、自治体との連携も大変重要です。そのようなことからも、たけのうち有美さんの存在は北海道CUDOにとって、非常に大きく、得難いものです。
さぁ、あともう少し。色弱者が不便を感じない社会を本当に実現するため、たけのうち有美さんへ心からのエールを送りつつ、みんなで取り組んでいきましょう!

谷越